今、森林整備事業部は 12月

12月23日、今年度間伐地の検査がありました。夜来の降雪が白く輝く絶好の検査日和(?)。諏訪地域振興局から検査員2名、茅野市農林課から2名、当会からは6名と例年になく大勢での検査となりました。

≪検査1:申請範囲の間伐状況の確認≫
BP※から歩き始めてすぐに検査員宮原さんからは「もう少し伐りたいですねー。枯損木が残っています。」
その直後には「ここは伐り過ぎ、伐り方にむらがあるようですね。」等々厳しいご指摘がありました。

≪検査2:間伐範囲の外周線2か所の確認≫
ポイントからポイントの距離・方位・斜度を計測し、申請書添付測量図と合致するかの確認。
①外周杭P11~P12の急斜面
②外周杭P42~P42の市道沿い
※:BP、Pnは間伐面積を算出するため、間伐範囲の外周に打つ杭の位置(測点)の意。BPはその起点。
「今、森林整備事業部は 11月」に掲載の測量図参照

≪検査3:プロット2か所の確認≫
プロット内の間伐率、玉切り状況、林齢等を検査し、適正に間伐されているかの確認。
①任意選定プロット(検査員選定プロット)
半径5.65mの円内(100㎡)14本中5本(平均:直径20㎝、樹齢30年)が間伐され、間伐率は35%。
②管理プロット(当会第2管理プロット)
正方形100㎡内9本中3本(平均:直径35㎝、樹齢50年)が間伐され間伐率33%。
二か所とも検査を無事通過できましたが、①の周辺一帯については、やはり伐り方にむらがあるとのことでした。
玉切り検査:切り捨て間伐の場合、樹木が速やかに自然に同化できるよう、幹を4m以下に切り、土に密着させる規定があり、それが出来ているかの確認。
管理プロット:間伐が適正に行われているかの検査を受けるため、当会が設定する区域。

総括として、宮原さんからは、大木が切られていなかったり、伐らなくてよいものが伐ってあったり全般的にむらがある。伐りすぎは風倒木の原因にもなり危険なので、まず劣勢木を伐った後、状況を見て再度間伐をおこなってはどうか?
また、考え方や技術力の異なる会員に選木や施業方法を徹底するのは難しいが、まずは皆で山の将来像を考え施業法を決めてはどうか、などのアドバイスをいただきました。

検査に同行しながら思ったのは、言われることは充分理解できるし、そうしてきたつもりです。しかし、今年のこの現場は混んだ実生のアカマツ林(掛かり木の続出)、足場の悪い急斜面と湿地、危険な大径木と枯損木、人や車の往来がある市道沿い等々、何処をとっても大変な作業を強いられ、なかなか理想どおりにはいきませんでした。そんな厳しい作業ができるのは、やはりこの森を良くしたいという願いと、作業が楽しいと思える気持ちなんだろうと思います。