今年度の茅野市「市民の森」森林整備は、NPO法人になって初めて、長野県や茅野市の補助金を受けずに実施しました。幸い、平成17年からの森林整備事業実施による蓄積があり、それを活用して作業をしています。
長野県は、令和5年度から生産林を主対象として、“主伐再造林”に舵を切りました。補助金原資の使い道も間伐から主伐再造林に変更になっています。
環境林である「市民の森」を生産林として見た場合は、既に皆伐が必要な森林です。令和5年度長野県間伐範囲の調査では“信州の森林づくり事業”補助金対象の間伐森林として適さず、皆伐の森林と判断されています。
※今年度の南コースのカラマツ伐採木を見た方は、樹齢60年以上で、大きく育っている事が分かると思います。
<南コースのカラマツ大径木>
森林観察学習部会の年輪計測では、60年を超えています!!
しかし、当会は、地権者財産区の意向と、当会の実力から皆伐は実施せず、「市民の森」散策路周辺の危険木(傾斜木、経年による落枝の危険木)処理を実施しています。しばらくは、この危険木処理を中心に森林整備を続けたいと考えています。
今年度は、「市民の森」の南コースを中心に危険木処理を実施しています。来年度(令和8年)は、山頂コースの危険木処理と南コースの危険木処理を実施したいと考え提案します。
<2025年3月の写真>
山頂コースは危険木がいっぱい!!
(更新日 : 2025年12月02日)


