2025.10.14
森にキャラメルの匂い
カツラ(桂)カツラ科 カツラ属 落葉高木 雌雄異株
この季節、カツラの樹が近づいてくると、甘い香りがしてきます。カツラの甘い香りの主成分はマルトールです。砂糖を含む菓子等の製造過程でも生成される物質で、キャラメルのような匂いと称されています。特に黄葉の時期に香りが強くなります。
カツラの芳香は、葉の表面より、縁が匂います。葉の縁には余分な水分を放出する水孔があり、そこから、匂いの原因物質のマルトールも出てくるからだそうです。
カツラの名前の由来は種々ありますが「香りが出る=香出(かづ)る」からという説もあります。
(更新日 : 2025年11月02日)

