山頂コース(フェンスから山頂広場)は、“市民の森”の中で唯一の市道で、一般入山者が車で通行できるコースです。市道のため、大雨で道が崩れた場合は、茅野市の予算で修復しています。
過去(平成28年(2016))、茅野市の他団体の活動に協力し、都心の児童生徒の農村体験オプションで“市民の森”の里山歩きを楽しんでいただきました。
その際、大型観光バスで第一駐車場まで来て、40名ほどが歩き始めました。しかし、観光バスの運転手さんから、枝が、バスの車体に当たり、傷が付いたとクレームを付けられました。
あれから約10年が経過し、フェンスから第一駐車場付近まで、林業業者が間伐し、すっきりしています。
一方、第一駐車場から山頂広場までの両脇は、木々が大きくなって太い枝が山頂コースにおおい被さっています。写真は、今年の春の写真で、まだ葉が出ていないので、枝が良く目立ちます。
里山のナラは、薪に利用することが多く、80年から100年の寿命だそうです。山頂コース脇のナラは、太い樹で80年程と思われます。
現在、森づくり部会作業班は、南コースを中心に散策路に覆いかぶさった危険木を処理しています。
山頂コースも、太い木が多く、財産区の役員の方から、当会で危険(枯れ枝が散策路に落ちる)と判断した立木は、伐倒して良い旨の回答を頂いています。危険木処理としては以下が考えられます。
①ツリークライミングで危険な枝を切落とす。
②根元から伐倒する。
岡谷の会員から、昔から、立木を伐採する時は、伐る位置を調整し“ひこばえ”を育て、世代交代を図る。とのことです。
南コースのナラ危険木処理範囲は、下にナラの実生が多数成長しており、作業班の会員から、世代交代を図り森林を若返らせる森林整備だ! と意見を頂いています。
森づくり部会としても、ただ伐採するのではなく、世代交代を促進する方法を模索したいと考えています。会員のご意見を、お願いします。
(更新日 : 2025年07月31日)