月例観察会 6月

~楽しみながら 動植物の生態を観察しませんか~  【森林観察学習部会】

2025.6.17

第3回目の月例観察会のルートは第一駐車場→沢沿いの小径→野鳥の小径→山頂コース裏道→(山頂)→山頂コース→第一駐車場としました。
気温が高いという予報だったので、比較的日陰が多く、観察しながらゆったり登れる、山頂コースと並行している裏道を選択しました。この裏道は、5月28日、作業班が危険木処理を行ったとのことで、問題なく利用することができました。
参加は、メンバー18名(午前のみの参加6名)和気あいあい、木陰で給水タイムを取りながら実施しました。
花の見頃は、ウツギ、ガマズミ、エゴノキです。今回のルートには沢山のエゴノキがあり、エゴノキの合弁花が落ち、散策路を絨毯のようにカバーしていました。長年、観察をしていますが、こんなにエゴノキがあることに気づいていませんでした。市民の森は広く、時期と利用コースの組み合わせで、まだまだ未知の遭遇が期待できそうです。
今回は、蝶、蛾の幼虫との出会いの多い時期です。蛾のヤママユ、ウスタビガ、エゾヨツメの若齢幼虫、蝶のアサギマダラ、ルリタテハ、カラスアゲハ、そしてオオムラサキの丸々と太った終齢幼虫に、大感激でした。カラスアゲハ、エゾヨツメは初観察でした。
終始、エゾハルゼミの鳴き声が響き、イチモンジチョウ、ウスバアゲハ、カラスアゲハ、ニホンカワトンボなどが飛び交い、昆虫担当のスタッフが観察のための捕獲に大忙しでした。

月例観察会 6月の掲示(PDF:1MB)はこちら

(更新日 : 2025年06月28日)