~楽しみながら 動植物の生態を観察しませんか~ 【森林観察学習部会】
2024.11.5
今年最後の観察会のコースは、第一駐車場→山頂コース→野鳥の小径→池(昼食)→南コース→沢沿いの小径→第一駐車場にしました。
通常、第一駐車場からの山頂コースは、疲れた帰りに利用することが多く、余り丹念に観ることが少ないので、今回は山頂コースからスタートしました。
スタート直後、白いキノコが直径3mくらいの環状に発生しているのを見つけました。後で調べたところ、このキノコはシロノハイイロシメジで、キノコが環状に発生したものを菌輪というそうです。
今回は、今まであまり着目していなかった地衣類にも着目し、4日の秋の観察会(地衣類をメイン)に参加したメンバーに4種解説してもらいました。 野鳥の小径では、9月にスミナガシの幼虫が沢山いたアワブキの付近で、全員一列に並んで、蛹探しをしました。しかし、見つけることはできませんでした。
池に仕掛けた魚取網には、魚1匹、サワガニ、ゲンゴロウが入っていました。魚は水産試験場で同定をしてもらった結果、アブラハヤと分かりました。
月例観察会 11月の掲示(PDF:1.51 MB)はこちら
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<纏め会(2024.11.12)>
11月5日にフィールドでの観察を終了し、12日には1年を振り返る「纏め会」を実施しました。
今回は、月に一回のお付き合いで余り話す機会がなかったので、参加者の全員に発言して頂こうと、順番に皆さんにお話して頂きました。どのような動機で参加されたか、どんな経験をしてきたか、観察は楽しいのか、など伺ううちに、今まで知らなかった人柄を知る機会となりました。
そして、今回の目玉は、昆虫スタッフの馬場さんが制作した蝶の標本の一部を見せて頂き、夢中になって蝶を追いかけていた頃の話などを伺いました。そういう時代を経てきたから、蝶に詳しいのだと再認識しました。持ってきて頂いた標本はシジミチョウ中心で、宝石のような蝶に魅了されました。
また、メンバーでコーヒーの焙煎をされている方に、コーヒーをドリップして頂き、参加者自家製のお菓子の差し入れ等で和やかな会となりました。
この雰囲気が、来年も続くよう頑張りましょう。
(更新日 : 2024年11月30日)