10月1日 市民の森 秋の観察会(講師:升本宙氏)

講師の解説のメモを取る

~樹皮や岩に張り付く謎の生物(地衣類)を知ろう~  

[森林観察学習部会]

2024.11.4

テーマがレアなので、参加者が集まらないのではと思っていましたが、講義とフィールド観察の20名定員に対して22名(+子供1名)の申し込みがあり、2名(+子供1名)の方に講義のみの参加にして頂きました。その方たちも含めて講義のみの参加者は5名(+子供1名)、講義受講者は26名となりました。
講義内容は、
〇菌類は「キノコ、カビ、コウボ、地衣」で構成
〇地衣とは、菌糸が藻類と共生し、地衣体という複合的な構造体を形成する菌類の総称
〇地衣体における藻類と菌類の関係
〇地衣の増え方、生活環
という進行で解説頂きました。
講義の後、午後のフィ―ルド観察までの間に、図鑑の展示、標本の顕微鏡観察が用意された展示コーナーでは、絶え間なく講師を取り巻く人だかりができていて、参加者の熱心さが感じられました。
午後のフィールド観察は、10月16日に下見した20種の地衣の写真・解説パネルが用意され、実物と解説を照らし合わせながらの観察で、理解し易かったと思います。20分程、予定時間をオーバーしましたが、予定した20種の地衣を観察することができました。
20種の地衣の写真・解説パネルを会に寄贈して頂きましたので、今後の観察会、ロビー展などで活用していきたいと思います。
今回の観察会が、「地衣類」という生物を少しでも身近に感じるきっかけになったことを期待しています。

<講義> 場所:ゆいわーく茅野

<フィールド観察> 場所:茅野市 市民の森

(更新日 : 2024年11月30日)