月例観察会 9月

キノコの解説

~楽しみながら 動植物の生態を観察しませんか~  【森林観察学習部会】

2024.9.17

月はキノコの季節。しかし、今年は猛暑でキノコの発生が遅れています。9月初めに亜高山帯でキノコが出始めたという情報が入ったので、17日には市民の森でもキノコが出始めるだろうと、急遽、小山明人さん(八ヶ岳総合博物館 市民研究員 キノコ班講師)にお願いして、午前中は、キノコの観察としました。コースは沢沿いの小径→野鳥の小径→池です。
小山さんには、キノコの基礎知識(構造、各部名称、各部特徴など)、森でのキノコの働きを、実物を見ながら、分かりやすく解説して頂きました。
カラマツ林でお馴染みのハナイグチはありませんでしたが、季節外れのタマゴタケ(例年は7月頃)が沢山採れ、夕食に美味しいおかずになったようです。
野鳥の小径のアワブキの木では、スミナガシの終齢に近い幼虫を観察できました。スミナガシは年2化なので、幼虫を見る機会は、春と秋の2回ですが、ここ数年、月例観察会では観察できていませんでした。小山さんも含めて仮面をつけたような幼虫を初めて見られる方が多く、歓声が上がっていました。
池で、久しぶりにゲンゴロウを観察して午前の観察は終了です。
午後は、午前のキノコ、キノコで頭が一杯、お腹も一杯。南コースをカツラの匂いを楽しみながら駐車場へ戻り、早めに終了しました。
森の中も、まだ暑い一日でした。

月例観察会 9月の掲示(PDF:2,000KB)はこちら

(更新日 : 2024年09月29日)