今、森林整備事業は 6月

1)伐木造材課程受講報告(2024/5/15,16,17)
〇報告者:青木さん(今年度の新会員)
5月15日〜17日に長野県林業総合センターで行われた伐木造材課程を受講してきました。
受講者は約30名。約半数がチェーンソー未経験のようでした。おそらく新卒では?と思われるフレッシュな方からおじいさままで年齢、性別はさまざまで、若干ご年配の方の方が多かったようです。
講習は座学と実技が2:1の割合となっています。座学のほとんどが安全に関することに重点を置いた内容でした。なお、使用テキストは第3版で令和6年4月に改訂された最新のものです。

私はこの講習の前に2回ほど見習いで作業班の作業に参加していました。そこで経験したり教えていただいた危険回避をした作業方法が何度となく講義に出てきて「おおー!あれのことか」と実体験と結びつけることができました。少ないながらも見習いで参加しておいてよかったです。

実技は10名で1グループです。実技の最初はチェーンソーの基本的な操作を行いました。2mくらいに切られた材を数センチずつ順番に切っていき、目立て後にもう一度切って目立ての効果を実感するという内容です。切った後に講師の方が個別にアドバイスをしてくださいましたが、全体的にはとてもさらりとした説明があるのみでした。
受け口、追い口の実技では、2mくらいの材を立てて固定したものを使用しました。私は受け口がうまく作れず、だいぶ時間を使ってしまいました。正直とっても凹みました。

この講習を受講して、ようやくスタートラインの100m手前くらいでしょうか。
あまり作業には参加できませんが、今回の講習で得た知識と経験を糧に、これから少しずつ経験を積んでご迷惑をおかけする頻度を減らして役に立てる割合を増やしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

〇報告者:山口さん(今年度の新会員)
はじめまして、新入会員の山口と申します。
標記の講習を5月15日から17日までの三日間、長野県林業総合センターで受講してきました。薪ストーブを初めてから8年間、見よう見まねでチェーンソーを扱ってきましたが、研修内容は、学科・実技と多岐にわたり、まさに目から鱗が落ちる講習内容でした。
受け口の作り方、追い口の高さ、ツルの切り残し幅など、改めて正確な知識を学ぶことができました。また、かかり木処理など安全に関する知識も再認識させられました。

これからは、森づくり部会の間伐作業に参加し、応用・実践技術を先輩諸氏から学び、森林整備に貢献したいと思っております。

2)最近の長野県林業総合センターの伐倒の実習
周辺に茂っていたアカマツ林を松くい虫対策で殆ど伐採しています。以前の伐木造材課程の実習は、センター敷地内のアカマツやカラマツを伐倒していましたが、実際の伐倒ができなくなったためか、下記写真の緑色の機械を使って模擬伐倒を行っています。この機械は、緑色の疑似地面部分を動かし、斜面や傾斜木を想定した設定ができます。

(更新日 : 2024年06月23日)