今、市民の森では!4月

キブシ(木五倍子)

2024.4.10

キブシ(木五倍子)
キブシ科 キブシ属 落葉低木 雌雄異株

春、芽吹き前の山に「玉のれん」のように花がぶら下がっているのを見かけると思いますが、それは、キブシです。
市民の森では、2株しか発見していませんが、いずれも花数が寂しく、ちょっと「のれん」とは言いにくい状態です。
キブシは雌雄異株と言われていますが、ずっと雄株と思っていた株に数個実がなって慌てたことがあります。

雌花
雌花

調べてみると、キブシは雌花には退化した雄しべがあり、雄花にも退化した雌しべがあり、まれに雄花で結実することもあるので両性花という説もあるとのことでした。
また、雌花と雄花が混在している花序も確認されているので、性の不安定な種とも言われているのだそうです。
自然は人間が考えた分類のように単純ではないようです。

(更新日 : 2024年04月27日)