11月4日 きのこほだ木づくり

ほだ木の保管

例年、3月中旬に開催する“キノコの菌打ち講習会”に利用する、“ほだ木”を採取する作業を行いました。今年度から、旧森林整備事業部は森づくり部会に再統合になったので、作業日は森林整備日に行いました。10名の作業班の会員が参加しました。
参加者が多く、作業風景の写真や動画も撮れましたので、伐採作業を順を追って報告します。個人所有の機材等の提供ありがとうございました。

第一駐車場奥の土場付近のナラ大径木を5本伐倒しました。

①秘密兵器(林業用の大型パチンコ)でナラ立木の上部の枝に細い紐を打ち上げ、牽引用のロープを掛けます。

 

 

②伐倒対象のナラ立木は、作業道と反対側に傾いているので、作業道横に倒すためロープを張り、車のウインチで牽引しました。受け口を切り、追い口を切る高さを決めています。早く倒れ、ほだ木に利用する枝部分が折れるのを避けるため、標準の受け口の底面から2/3の高さで切りゆっくり倒しました。
③追い口を切り進めると同時に、ウインチでナラ立木を牽引しました。

 

 

④ナラ立木が倒れはじめ、土場の横に倒れました。

 

 

⑤切り口はきれいに切れています。裂け対策で、芯切りも行っています。

 

 

採取したほだ木は、全部で約250本です。土場付近から事務所の裏に運び、春まで保管です。ほだ木の太さは、直径10cm程度が多く、菌打ち講習会に参加する子供たち用に少し細いほだ木も準備しました。

<参考>
・ほだ木の採取時期は、ナラが冬越しを行うため、枝や幹に栄養を蓄える紅葉が終わる頃が最適とされています。
・車でのウインチ牽引は、車を後ろの立木にロープで縛り、車が動かないように養生しています。

(更新日 : 2023年11月30日)