今、市民の森では!12月

オオムラサキの幼虫

2022.12.25

オオムラサキ
タテハチョウ科 オオムラサキ属
年一化 幼虫越冬
※:1年に繰り返す世代数が1世代

エゾエノキの根元で越冬するオオムラサキ
11月25日の森林整備の検査で市民の森に入った時に、エゾエノキの根元で、オオムラサキの幼虫に会うことができました。
今、オオムラサキの幼虫はエゾエノキの根元の落ち葉の中で飲まず食わず越冬中です。
日本の国蝶であるオオムラサキは、2019年に絶滅危惧種に相当するレベルまでに減少しているというニュースが新聞に掲載されました。市民の森では、それぞれの季節で、幼虫、成虫に出会えていますので、貴重な環境なのです。
市民の森には、エゾエノキが沢山あります。その根元で、どれくらいの幼虫が越冬しているのかはわかりませんが、地面には沢山の敵がいるはずです。春にエゾエノキの葉が茂るまで、無事でいてくれることを祈るばかりです。

(更新日 : 2022年12月30日)