11月25日 間伐作業検査

検査官設定の管理プロット計測

令和4年度の森林整備事業部の間伐作業は、11月25日(金)の長野県と茅野市の検査で終了しました。事業部の間伐作業は、“信州の森林づくり事業(県単独森林整備事業)の補助金を利用しています。この補助金申請に伴う、長野県諏訪地域振興局林務課と茅野市農林課の検査を受けました。

今年度の間伐範囲は、昨年度の続きの”南コース東南斜面“と”第一駐車場奥の北西斜面“の2か所で実施し、その両方の間伐範囲の検査を受けました。検査に立ち会った会員各位、ありがとうございました。また、今年度間伐作業に参加した方々には、安全に実施できたことに、感謝します。

検査官 
諏訪地域振興局 林務課  3名
茅野市農林課       2名
当会           4名

検査時間  9時30分 ~ 11時30分

始めに、第一駐車場奥の北西斜面を検査し、続いて、南コース東南斜面の検査を受けました。
・間伐測量杭に沿って、2か所(2杭間:計4か所)の測量。
・各管理プロットの確認と付近の伐倒木の年輪計測。
・検査官が任意に設定した間伐範囲内のプロットで伐採率の計測(立木と伐倒木の直径と本数)と玉切状況(玉切った材の長さの計測)の確認。
・最後に申請書類の確認を受け、年間の間伐作業参加者記録を追加する旨の指摘を受け提出しました。

<参考>
・2杭間の距離測定では、1か所が1m程の差で、他は10cmの差(当会の方が短い)でした。参加した事業部員から、当会では、レーザ距離計で測定しているので、巻き尺のたるみ分が誤差では?と説明しました。今年度の測量では、測量コンパスの目盛り読み取り用に秘密兵器(凸レンズ)を投入、レーザ反射板を大きくし、レーザ距離計を支える杖を利用するなど改良を加えました。また測量に参加した会員の個人所有のレーザ距離計も併せて参考にし、測量精度の向上を図りました。(しかし、距離が長い方が、間伐範囲が広くなる?)
・検査官が、アカマツ大径木の伐倒材や、4月のナラ大径木の“おいづる切り”の伐根と伐倒時の写真を見て、良くこんな太い材を伐倒しましたね。と感心していました。
・検査官から、今年度の間伐補助金から、伐倒材の太さも考量するので、補助金 の割合が少し多くなるかもしれないとのことです。

12月から1月にかけ、検査結果が出る予定です。
※検査官の山歩きが早く、当会参加者は、誰も追い付かなかったです。

 

(更新日 : 2022年12月01日)