月例観察会 8月

山の神

~楽しみながら 動植物の生態を観察しませんか~  【森林観察学習部会】

2022.8.23

8月は天候が不安定な日が多く、下見も午後に雨に当たりましたし、本番の23日も余り暑くない予報だったのですが、コースが川に近いせいもあり非常に蒸し暑く、余りよいコンディションではありませんでした。
それでも、今回は、今年初めてのせせらぎコースを利用ということで、横河口→せせらぎコース→南コース→(池・昼食)→東コース→横河口 とし、夕方の雨の前に予定通りの観察ができました。
せせらぎコースには「山の神」があり、そこのサワラは胸高直径106cmで、我々の観察範囲での一番の大木です。「山の神」と彫られた大岩、サワラの大木を見上げてその大きさを体感してもらいました。
どんなに天候が不安定でも、いつものようにこの季節ならではの動植物が観察でき、着々と季節が進んでいるのを感じました。そろそろ秋の気配がします。
今回は、2015年から観察していないママコナを観察できました。長年観察できない植物は、土壌の変化(富栄養化、貧栄養化)、他の植物との競争に負けた、シカ害、などの原因を考えられますが、現時点で確定出来ません。今後も市民の森の動植物観察を継続することで、市民の森の環境の変化を注視していこうと思っています。

月例観察会 8月の掲示(PDF:698KB)はこちら

(更新日 : 2022年08月30日)