2022.7.13
オオムラサキ
タテハチョウ科 オオムラサキ属
幼虫の食樹：エゾエノキ
オオムラサキはトイレがお好き
７月は、市民の森でオオムラサキの成虫が飛ぶのを観察できます。オオムラサキは年１化ですから、成虫はこの時期にしか観察できません。
オオムラサキのオスは、ミネラルを摂取するために獣糞に群がりますが、市民の森の簡易トイレの排気孔に止まっているのをよく見かけます。飛んでいるときは、素早く飛翔しますので、なかなか観察は難しいですが、ここなら、容易に観察できます。７月、８月の散策では、オオムラサキの観察はトイレの排気孔が狙い目です。
オオムラサキはこの時期に交尾をし、卵を残して一生を終えます。卵は孵化後、幼虫で越冬し、また来年のこの季節に成虫になります。
近年、オオムラサキが絶滅危惧種に、というニュースを見ました。市民の森のような環境が激減しているということでしょう。市民の森は、貴重な環境です。
（更新日 : 2022年07月30日）