◆炭焼き体験講習会(2022.6.12~19)
今回は、開催期間の設定で薪づくり講習会の予備日と重複するミスをして、急遽、6月12日からの開催に変更しました。参加を予定していた一般の方が参加できず、申し訳ありませんでした。昨年度は、竹を入れ炭焼きに失敗したため、今年度は、基本に忠実に焼きました。特に、自燃(外部から熱を加えず、自分で燃え、炭化する状態)が始まった後に、焚口から燃材を燃やすことを控えたので、製炭率が良くなりました。
炭材(ナラの枝) 950kg
炭 192kg
木酢液 約18リットル
製炭率 20.2%
6月12日(日)12時30分 火入れ
14日(火) 6時 煙道温度 140℃
13日の夜から14日の早朝にかけて自燃が始まる。
14日(火)15時30分 窯止め
煙道温度 220℃
今回は、参加者から窯の中はどうなっているのかとの質問があり、“しなのがま”の中の写真を中心に報告します。
①焚口の上の部分で、ここから燃材の炎(熱風)が窯の中に入ります。
②精錬口 精錬するときに、ここから外の空気を入れます。
③弘法口(煙道口)ここから、煙が煙道に入り、外に出ます。
過去、この部分に、葉っぱや小枝が詰まり、煙が抜けず窯の中の温度が上がらないトラブルが2回発生しています。
(更新日 : 2022年07月01日)