南コースの急斜面の間伐作業
5月に入り、葉が広がり始め、少し山側に倒れている立木の重心の判断が難しくなってきました。
写真は、重心が山側に有ると判断し、かかり木に ならないように、“おいづる切り”を採用し、最後に“おいづる”を切り始めたら、ガイドバーが挟まれました。本体を外し、ガイドバーをハンマーでたたいて外そうとしましたが、しっかり挟まれています。
このガイドバーの挟まれた上に、受け口を切り直し、谷側に倒しました。
参考:おいづる切りは、受け口を切った後に、受け口の反対側の幹(おいづる)は残し、幹の中央部からガイドバーを突っ込み切り進めます。切り残し(旧:ツル)が正しく切れ、幹の中央部が幹の直径に適した幅で貫通した段階で、受け口の反対側の幹を切ります。追い口切りより、切り進める時間に余裕があるのと、おいづるを切った段階で、一気に倒れるので、周辺の立木から張り出した枝等を払いながら倒れ、かかり木になりにくい伐倒方法です。
(更新日 : 2022年05月31日)