~楽しみながら 動植物の生態を観察しませんか~ 【森林観察学習部会】
2022.4.19
数日前から天気予報に雨マークが付き、前日はつよい雨で心配しましたが、当日は素晴らしい天気になりました。募集に対し、年間メンバー20名、一日参加6名と応募があり大盛況です。当日は5名の欠席者があり、スタッフを入れて23名で、密防止のため2班に分けてスタートしました。この時期、ちょっとでも体調が悪いと参加を控える方が多いようです。
コースは、第一駐車場→頂上コース→頂上(昼食)→裏道→野鳥の小径→南コース→第一駐車場 です。
〇葉が出ていない今の季節だから観察できる樹種による枝ぶりの違い
〇落葉による立木の樹種の判別
〇葉が似ているウバユリとミドリヒメザゼンソウの葉脈の違い
〇花が似ている、アブラチャンとダンコウバイの違い
〇市民の森の大木 第5位のカラマツ(胸高直径69.0㎝)、第2位のクリ(胸高直径79.3㎝)、第4位のホオノキ(胸高直径70.8㎝)、第3位のウダイカンバ(胸高直径78.3㎝)
〇春一番の飛ぶルリタテハ (成虫越冬)、スギタニルリシジミ(蛹越冬)、越冬したオオムラサキの幼虫
など、芽吹き前のこの季節にも関わらず、結構盛りだくさんの観察ができました。
昼食は桜が満開の頂上広場で、桜の下と、桜を眺める場所の2カ所に分かれて、気持ちが良い花見ができました。
帰り道、道脇に脳みそのような形をしたキノコ、シャグマアミガサタケが、ここにも、あそこにもと大発生。このキノコは、信州きのこの会編の図鑑に「下痢、おう吐、腹痛、筋肉のけいれんなどから溶血が起こり、肝機能障害、呼吸まひで死に至る」と書かれている毒キノコです。まさか、この気持ちの悪いキノコを食べようと思う素人はいないと思いますが、要注意です。
月例観察会 4月の掲示(PDF:662KB)はこちら
(更新日 : 2022年04月27日)