4月11日 市民の森 春の観察会

やっとみえました。「マヒワ」

~春の森で野鳥観察~  

[森林観察学習部会]

2022.4.11

9時の集合時刻には全員がそろい、「ヤブサメの鳴き声は高音であるため、年とともに聞き取りにくくなる」との聴力測定の話しで始まり、両角講師を先頭に歩き始める。
お天気は、暑くはあったがカンカン照りにはならず、まずまず。
しかし、肝心の鳥ははるか高いところにいて、双眼鏡でもなかなかとらえ難く、講師のフィールドスコープで見られるほどじっとしているわけでもなく、見られた鳥は少なかったように思う。
細い道を縦に長くなって歩くことで、講師の話が後方では聞き取れず、鳥の観察とあっては大きな声で聞き返すことも出来ず、後尾になった人は気の毒だったかもしれない。
今後野鳥の観察会をやるとしたら、どのような形でやっていくか、考えてみたほうがいいように思われる。
池で、皆が講師の周りに集まり、図鑑を覗き込みながら、陸ガモ、海ガモの説明をした時、鳥の巣箱の設置の仕方についての説明の時、カワセミの巣らしきものを見た時のように、全員が集まれる所で説明を聞く、というのは結構いい方法だと感じた。やはり参加者みんなが納得できる観察会というのを目指したい。
また、今回暑いのと、結構早足で歩いた疲れもあり、“おやつ”として用意したバナナと飴は好評だった。ちょっとした心配りは、疲れた時には嬉しいものだと感じた。

観察できた野鳥23種(聞き取りのみも含む)
冬鳥(渡りの途中):マヒワ、アトリの集団
留鳥等:ウグイス、コガラ、シジュウカラ、ノスリ、ミソサザエ、ヤマドリ、カルガモ・・
夏鳥:観察できなかった。

<鳥の巣箱の設置について>
1.地上2m以上がのぞましい。
2.箱の中が、暑くなりすぎるので南向きは避ける。
3.蛇等が入りこまないように、止まり木はつけない。鳥は、止まり木は使わない。
4.巣箱は、使った巣箱の中をきれいにできるように、上が開くなど工夫して作る。巣の材料が腐敗したり、ダニなどが発生したりするので、使った巣をそのまま使うことはしない。
5.巣箱の入り口の径のサイズは、ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、コムクドリなど小鳥が使用するのは28mm。30mm になるとスズメが入る。30mm以上にするとキツツキ等大型鳥類が使う。

 

(更新日 : 2022年04月27日)