森林文化学習会 10月

R03年度学習会 ~生物多様性への理解~   [森林観察学習部会]

2021.10.7 10.21

10月の学習項目は以下の通りでした。
〇10月7日
第1章 レオナルド・ダビンチの生きている地球
第2章 イカの足は10本か?……………井村j
〇10月21日
第3章 生物を包むもの……………………南波
第4章 生物は流れている…………………本村

11月の学習予定
〇11月4日
第5章 生物のシンギュラリティ…………石田
第6章 生物か無生物か……………………南波
〇11月18日
第7章 さまざまな生物……………………吉田n
第8章 動く植物……………………………黒田

毎月このコーナーでは、学習した内容から、興味深い話題を抜粋して掲載していきます。

第3章 生物を包むもの        南波一郎さん(会員)の資料より抜粋

1.生物とは何か。
この定義は今後変わるかもしれないが、現在の知識では下記となる。
(1)外界と膜で仕切られている。
(2)代謝(物質はエネルギーの流れ)を行う。
(3)自分の複製を作る。
2.どんな膜で仕切ればよいか。
すべての生物は細胞でできている。すべての細胞は細胞膜で包まれている。従って膜とは細胞膜のことである。細胞内には、核、ミトコンドリア等の小器官がありそれぞれ膜を持っているが(生体膜)膜構造は基本的に皆おなじである。膜が必要な理由は内部で化学反応を起こしやすくする為。
3.細胞膜にはドアがある。
細胞が生きるためには内部環境を一定に保つ必要がある。しかし栄養を取ったり不要物を排泄する為の出入口(ドア)が必要(人間が住む家屋と同じ)。細胞膜には沢山の膜タンパク質が刺さって(組み込まれて)おりこれがドアとなる。
4.細胞膜は何十億年も進化していない。
ドア付細胞膜は科学反応のかたまりである生物と外界を水の中で仕切る最適の膜である。

事務所での学習会風景
事務所での学習会風景

(更新日 : 2021年10月31日)