月例観察会 10月

~楽しみながら 動植物の生態を観察しませんか~  【森林観察学習部会】

2020.10.20

今回は、昨年オープンされた北コースを観察です。この尾根には、他のコースでは観察できない大きな葉のハクウンボクの実生が沢山見られます。まだ、花を観察できた木は1本だけですが、2,3年もしたらハクウンボク通りができる勢いです。北コースより北側の横河沿いの尾根に見事な花を咲かせるハクウンボクがあるので、それがマザーツリーと考えています。
ハクウンボクのタネはエゴノキより少し大ぶりなのでヤマガラの貯食の習性によって、北コースに運ばれたと想像していて、大きなタネを咥えて飛ぶ範囲が北コースどまりなのだろうか?しかし、北コースで花が咲き実がなることで、数年したら、もうひと尾根超え中央コースにも見られるようになるかもしれません。

横河口から登ってすぐのところで、真っ赤に紅葉する木を見つけました。三出複葉で毛深い木、なんとメグスリノキでした。市民の森では初観察です。私たちは長く観察会をしていますが、観察範囲は200haある市民の森のごく一部ですし、まだまだ新発見が楽しめそうです。
今回は、秋らしく赤い実が目立つ観察会でした。

月例観察会  10月の掲示(PDF:643KB)はこちら

(更新日 : 2020年10月31日)