10月18日 森林文化見学会

中山道と甲州道中が出会う下諏訪で歴史に思いを馳せよう 

[森林観察学習部会]

2020.10.18

10月18日(日)9時~12時に下諏訪でガイドに案内頂き掲題の会を開催しました。
年初の予定は県外へのバスツアーを計画しましたがコロナ未収束なので近隣、小規模での見学会に変更しました。広報も控えめにした事もあり参加者は会員のみ12名でした。
昨年は諏訪神社上社及び周辺の社寺林の見学をしましたので、今年は下社と周辺の歴史を学ぶ事にしました。

見学コースは秋宮を始点に鎌倉街道ロマンの道を経由し春宮の万治の石仏で解散。前日は雨で心配しましたが天気に恵まれ、下諏訪観光協会のガイドの適切な説明により、新しい視点で歴史遺産の見学が出来、疲れたものの有意義な会になったと思います。ロマンの道は下諏訪市が整備した桜ケ城跡を巡る狭い山道で、訪れる人は殆どなく、ガイドも今回初めてとの事、市民の森と同様にコースの維持管理の困難が実感されました。
ロマンの道は、鎌倉時代前の諏訪の大名、弓馬で日本一と言われた金刺盛澄氏の修行の場で、当時の武士の生死を賭けた厳しい生き様が偲ばれました。
下社の歴史と構造、鳥居の構造、万治の石仏の由来、当時活躍した人々の歴史等、説明を直接聞く事で下社が身近に感ずるようになりました。
慈雲寺は春宮近くの寺ですが、日本庭園が美しく整備され心が洗われる感がしました。

今回の見学会、時間が足りず解散が30分伸びました。コロナの心配がなければ午後までゆっくり学べばより良かったと思いました。
一般参加者がいなかったのも残念。課題としては、ガイドにハンズフリー拡声器使用を求めたが慣れない為か不快のようなので、参加者側の3密回避徹底で凌いだ。今後の検討が必要と思いました。

 

 

(更新日 : 2020年10月31日)