2020.6.16
今の季節、つるを伸ばし始めたイケマの葉を裏返して見ると、アサギマダラの小さな白い卵、小さい斑模様の幼虫に出会えます。
卵は柔らかい葉の裏に1個づつ産み付けられます。孵化した後に餌に困らないようにとの親の配慮なのでしょうか。
ガガイモ科の植物のイケマは、毒性の強いアルカロイドを含むため、イケマを食草とする幼虫は毒をもつことになります。
それでも、成虫になるまでに寄生バエや寄生バチに寄生されて死んでしまうことも多く、成虫まで生き残るのは大変なようです。
また、アサギマダラは渡りをすることでも有名で、群れを作って2,000㎞も旅すると言われています。市民の森で生まれた成虫は、どこまで旅するのでしょうね。
イケマ(牛皮消):ガガイモ科 カモメヅル属 つる性多年草
(更新日 : 2020年06月30日)