令和2年度 間伐作業のまとめ
今年度の森林整備事業部の間伐作業は、11月15日から吉田山が狩猟解禁になるので、最後の作業日でした。
今年は、コロナ禍で本格的な間伐作業開始が8月末からとなり、従来より大分狭い間伐エリアとなります。現在、間伐エリアの広さを測量結果から算出中です。別途、広さの結果を連絡したいと思います。尚、これから長野県諏訪地域振興局に今年度の「信州の森林づくり 県単間伐整備事業」の報告を行い、12月に入って、実地検査が行われます。その際は、各位に連絡します。参加可能であれば宜しくお願いします。雪の中の間伐エリアを歩くことができるかもしれません。又、県と茅野市の担当者から、間伐結果について講評をお聞きすることができます。
吉田山は、来春の3月中旬まで、原則入山できません。来春の事業部の間伐開始を祈るとともに、皆さん体力温存を!!
<事業部 後半の間伐作業状況について>
【11月14日の作業報告】
測量について、例年お願いしている会員に、測量データを間伐エリア図に落として頂き、地形図に重ねることにより、不具合杭(ポイント)が判明し、ガードレール上とガードレール下の不具合杭の再測量を行った。間伐作業としては、林道脇に保管していたカラマツ、アカマツを斜面に落としたので、落とした材を斜面の地面に付けるため、玉切した。午後は、来年予定している間伐エリアの”つる”切りを4人で行った。数本から10本/人の割合でつる切りを行った。
【反省等]
今年の測量は、ガードレール上(野鳥の楽園上)を3回、とガードレール下(野鳥の小径下)2回と測量のやり直しを行った。測量の際の、データの確認方法の検討が必要。
【参考】
今年の間伐エリアの林道脇には、未だ、カラマツ、アカマツ、ミズキ、シラカバの4mほどの間伐材が置いてあるが、来春の薪づくり講習会で利用する予定。又、今年、学校関係者からスウェーデントーチ用の材の要望が有ったが、乾燥した良い材が無かったので、お断りした。そのため、野鳥の小径の上の広い場所(事業部員が昼食を取っていた場所)にアカマツ小中径木の2m弱の間伐材を積んで、来年、同様の要望が有った時に利用したい。
【11月14日の作業について】
11日の再測量結果の誤差が未だ大きいので、ガードレール上(不具合ポイントがほぼ判明)の測量とガードレール下(同様に不具合ポイントが判明)の測量を行います。又、昨日(11/13)、林道脇の間伐材を片付けましたが、未だ片付けが残っている場所があるので片付けを行います。原則、今日が、令和2年度の間伐作業の最終日です。
【11月11日の作業報告】
ガードレール上とガードレール下の測量を中心に実施しました。
【11月11日の作業について】
7日の測量結果の精度が不十分でした。測量を中心に作業します。杭作り、杭打ち、測量を行います。
【11月7日の作業報告】
測量班と残りの間伐班に分かれて作業しました。
【11月7日の作業について】
天気予報は、午後から雨なので、午前中の作業とします。測量の準備(杭作り)と、ガードレール上の測量を行います。
【11月4日の作業報告】
ガードレール上の間伐エリアにまだ残っている伐倒木があり、伐倒した。
【11月4日の作業について】
今日は、残りの伐倒木(赤テープを巻いた立木)を確認しながらの間伐と測量作業を始めます。測量作業は、測量用の杭を作(既に、ヤシャブシの枝で長さ60cmが60本と補充用枝がありますので、測量用杭の印の赤テープを巻きます。)ります。又、午後、森林観察学習部会の方々が、野鳥の小径と野鳥の楽園を月例観察会の下見で通りますので、注意願います。 尚、今日から、御座石神社交差点から吉田山方面のビーナスラインで工事が始まり、交互通行になりますので、迂回等で混雑を避けてください。
【10月31日の作業報告】
ガードレール上のプロット横に未だ数本のアカマツ中径木があり、斜面下に倒すと、ガードレールに接触するので、昼食を取っている駐車場側にチルホールを利用し、牽引伐倒する。チルホールで牽引しても、両横のアカマツの枝に掛かり、倒れない立木が有った。継続してチルホールで牽引し倒した。駐車場前の林道に、大量のアカマツが倒れたので、玉切した材を重機で林道脇に処理した。野鳥の楽園上も数本残っていたので、伐倒した。今回で、ガードレール上と野鳥の楽園上は、ほぼ伐倒が終了したが、次回に残りがないか確認しながら伐倒する。
【ヒヤリハットと注意】
ガードレール上のプロット横の伐倒は、立木の半分から上が林道に落ちるので、倒れた反動で伐った根元が、大きく跳ね上がる。跳ね上がることが想定されたので、伐倒木の斜面上の切り株を、できるだけ低く切ったが、伐倒木の根元が跳ね上がり、降りてきたとき、この切り株に当たり、横に跳ねた。作業者は、安全な位置に退避していたので、問題なかった。このように、伐倒木の先端が尾根を越える場合や、今回の様に、倒す斜面が途切れ平らな場所に倒す場合は、伐った根元が、大きく跳ね上がるので、十分な距離を確保し退避する。
【連絡】
次回から今年度の間伐エリアの測量を開始する。測量範囲と測量順序等を右図に示す。(測量順は、赤矢印で右回り)次回、参加者を分けて残りの間伐材の確認と、杭づくりを行い、測量を開始する予定。
【10月31日の作業について】
ガードレール上と野鳥の楽園上の間伐対象木が未だ少し残っている。伐倒作業と測量準備を伐倒の進捗を見ながら並行して行いたい。尚、事業部各位に、メール送付したが、11月4日(水)から”ビーナスラインの御座石神社交差点から、吉田山方面の立体交差部分で道路工事が始まり、混雑が予想されるので、注意願います。
【10月28日の作業報告】
野鳥の楽園上とプロット周辺の二組に分かれて、間伐作業を行う。プロット内の伐倒対象木は、3本伐倒し、プロット周辺は、後9本ほど残っている。野鳥の楽園上エリアも同様に10本ほど残っている。
【ヒヤリハット】
今回も、幹の中間部分が山側に湾曲し、先端部分が斜面側にあるアカマツ中径木の枯れ木の伐倒で、伐倒方向で意見が分かれた。初めに、斜面側に倒すため斜面側に受け口を切り山側から追い口を切りはじめたが、山側に倒れ始めた。事前に、伐倒方向について話し合ったので、先端が山側に倒れ始めた時、直ぐにチェーンソーを外したので挟まれることは、無かった。初めの受け口の上の山側に受け口を切り無難に伐倒した。山側に幹の中間部分が湾曲した立木で、何回か山側に倒れることが有ったが、幹の中間部分が山側に湾曲した立木の全てが山側に倒れるかは、分からないが、特に大径木の場合は、事前牽引が必要と考える。
【反省等】
今年度は、間伐エリアを本格的な間伐の前(8月始め)に踏査し、伐倒対象木に赤テープを巻いたり、希少木に、青テープを巻き間伐作業で伐倒しないよう注意を促す作業を行った。間伐作業が終わりに近づき、赤テープを巻くことにより、残りの間伐対象木の本数を把握することができ、測量を開始する時期の計画が立てやすい。又、赤テープを巻いた立木の周辺(数メートル四方)の立木を含め、赤テープを巻いた立木に拘らず、枯れ木や伐倒のし易さや周辺のバランスを考慮して伐倒木を決めることができ、大変助かっている。尚、以前、伐倒木をどのように決めるかで、討議したことが有るが、間伐経験者による、事前踏査で伐倒対象木に赤テープを巻くことが、有効と思われる。今年度は、8月に事前踏査を行ったので、既に葉が茂った状態で赤テープを巻いたが、来年度は、コロナが落ち着いていれば、間伐作業開始前の春に事前踏査を行いたいと考えている。葉が落ちていれば、枯れ木や、ナラの枝の張り具合も判断の対象になり、さらに伐倒対象木決定の精度をあげることができると思う。
【10月28日の作業について】
プロット周辺の間伐を行う予定。11月からの測量に向け、杭を作る予定。尚、現在の東コース陥没地の修復に利用予定だったカラマツ、アカマツは利用しないで工事するとの事。そのため、野鳥の小径脇に確保している同材は、そのまま置くと、崩れたり、景観上も好ましくなく、処理をどうするか、相談したい。
【10月24日の作業報告】
今日は、参加者が4名だったので、一緒に作業する。始めに”野鳥の楽園”上の掛かり木の処理を行う。続いて、周辺や、プロットエリアに向け間伐エリアを移動した。午後からプロット内の伐倒対象木の処理を始めた。ただ、プロット内の伐倒対象木を倒すため、掛かり木にならないようにプロット周辺の伐倒対象のアカマツを倒し始めたが、やはり、掛かり木となる。
【10月24日の作業について】
本日は、21日の続きを間伐する。昼食後の午後一番に、プロット(長野県諏訪地域振興局の検査で、間伐割合を定量的に確認する、10m ✖ 10mのエリア)の伐倒を予定する。そろそろ、今年度の間伐エリアの測量の準備を始めたいと考えている。未だ、事前踏査で伐倒対象木(赤テープを付けた)の立木が、かなり残っているので、多くの事業部員の参加をお願いしたい。尚、財産区が東コースの陥没地の修復工事を実施するかは、10月末に結論をだすとのこと。修復で必要な間伐材は、十分は集まったので、斜面に倒れたカラマツ、アカマツは、特に、林道脇に引き上げず、そのまま斜面で玉切を行う。気温が下がってきたので、朝礼前の準備運動で体をほぐして欲しい。
【10月21日の作業報告】
参加者が5名なので2班に分かれ、間伐を行った。ガードレール上の班は、追いづる切りを活用し掛かり木も少なく、チルホール等での牽引を必要としなかった。一方、野鳥の楽園の上は、大径木のアカマツで、大きな枝が幹の中央部分から左右2か所に出て、さらに中心の幹は、先端部分で二又に分かれた、”おばけアカマツ”をアカマツ大径木の伐倒経験豊富な会員が、伐倒した。その後、掛かり木になりそうな立木は、チルホールで事前牽引し伐倒した。
【参 考】
当会では、きのこの菌打ち用にナラを伐採し、ほだ木を作っている。間伐に参加している会員で、地元諏訪地域の方で、以前から、ナラ材でほだ木を作っている方から、ほだ木用のナラ材の伐採時期について、貴重な意見を聞くことができた。当会では、ナラ立木の伐採は、紅葉後に落葉し、幹に栄養が溜まった段階に伐採することが望ましいとして、11月中旬に間伐作業とは別の日にほだ木作りを行っている。しかし、10月の未だ紅葉していないナラ材を伐倒しても、そのまま、倒して置き、葉の栄養が幹に移動すれば、ほだ木に適した枝の採取が可能との事。当会では、事業部やほだ木作りに参加する会員の減少もあり、事業部の間伐作業中にナラ材を伐倒し、ほだ木用に準備することができれば、ほだ木作りの作業効率が図れると考え、本日、野鳥の楽園の上で伐倒予定のナラ中径木を伐倒し、玉切せず、葉のついたまま幹や枝をそのまま残した。このナラ材を来年の菌打ち講習会に利用したいと考えている。
【10月21日の作業について】
野鳥の小径の二又の上と野鳥の楽園上の部分の間伐が進んできました。作業が近づかないよう、朝礼の際に、今日の間伐エリアを確認し、作業に入ります。尚、掛かり木は、最初に処理します。
【10月17日の作業は中止します】
終日、雨のため間伐作業は、中止します。
【10月14日の作業報告】
本日は、2班に分かれ、野鳥の楽園の上のエリアと、野鳥の小径の二又右側のガードレール上のエリアを間伐した。それぞれのエリアが近づかないように、横方向(東西)に標高を保ちながら、移動して間伐した。しかし、作業終了時点で、一部近づいての作業となる。現在の野鳥の小径の二又から上の部分も間伐が進み、次回以降の間伐作業エリア設定は、参加者と相談しながら決めていく。尚、プロット内の計測を行い、データを収集した。伐倒予定の立木の材積を算出し、プロット内の伐採木を確定する。
【ヒヤリハットと反省】
カラマツ中径木の伐倒の際、伐倒方向横にナラの中径木があり、枝に触れる可能性があるので、スピードを付けて倒すため、追いづる切りで倒した。本来、追い口の突っ込み部分は、追いづるを残し、一旦切るのを止め、切り残し(旧:つる)部分が会合線と平行か等の確認を行い、その後、追いづるを切断し倒す。今回は、突っ込みの追い口切りで追いづる部分を十分残さず、追いづる側に切り進んだので、追いづるが切れ始め、倒れた。幸い、目的の伐倒方向に倒れ、問題とならなかったが、突っ込みによる追い口切りで追いづるを十分残すことに注意すること。
【備考】
東コース陥没地の土留め用材として、野鳥の小径を中心に、林道脇に間伐材を確保(保管)している。散策路の景観としてあまり綺麗ではないので、陥没地修復工事を行わない場合を想定し、処理について検討する。
【10月14日の作業について】
野鳥の小径の二又の上の部分の間伐を行います。前回、2班に分かれて間伐しましたが、終了時点で、各班の距離が近くなって来ていますので、注意が必要です。本日の作業開始前に、間伐場所について相談させてください。 尚、林業用ロープと手動ウインチを新たに購入しました。掛かり木にならないための事前牽引に利用願います。又プロットエリアの計測を行う予定です。
【10月10日の作業は中止します】
台風14号の影響で、雨のため間伐作業は中止します。
【10月7日の作業報告】
本日は、2班に分かれ、野鳥の楽園の上と野鳥の小径の二又エリアの間伐を実施。キノコ採りの方が間伐エリア近くまで来たので、声を掛け、引き揚げていただいた。伐倒の際、林道に倒れると想定した時は、必ず、事業部員が林道に出て、監視している。午後の作業で、想定した伐倒方向と反対側に傾く木が有ったが、新たに受け口を設け、伐倒した。
【反省等】
追い口を切り始めた時に、想定した伐倒方向と反対に傾くことがある。傾斜木ではなく、幹が軽く山側に湾曲し、先端の枝の多くが、斜面側に伸びている場合、この状態で、木の重心のバランスが取れている。そのため、斜面側に受け口を切ると、斜面側の幹のテンションが弱まり、湾曲した幹の重量で重心が、山側に移ると考えられる。この時点で、山側に追い口を切ると、チェーンソーが挟まれる。又、今日の午後は、台風の影響で、風が出てきて、木の先端が、少し揺れ始めた。幹が真っすぐ伸びている木では、この先端の揺れで、重心が移動しているので、追い口を切りはじめた時に、重心が山側に移ると、同様にチャーンソーが挟まれる。
このような重心の移動が考えられる場合は、できるだけ、事前牽引で、重心移動を押さえ伐倒し、掛かり木を避けたい。本件は、色々の場合が想定され、事業部員の意見を聞きながら、安全な伐倒に心がけたい。
【参 考】
今日は、掛かり木処理方法で、林業用ロープ&ウインチの活用方法について、参加した事業部員の方から、新たな提案があり、2回、実施したので、報告する。掛かり木処理で、切り口部分の幹をフェリングレバー等を利用し廻し、切り株から落としても、掛かったままの場合。幹の切り口が、地面に刺さり、これ以上幹を廻すことができない。そこで、掛かり木の幹の地面に刺さった部分から1mほど上の部分に、チェーンソーで切込みを入れ、この切込みの少し上を林業用ロープで牽引する。これにより、掛かり木が、地面に刺さった部分を支点に、林業用ロープに牽引された切込み部分が大きく弧を描き、掛かり木を引き倒すことができる。この方法は、チェーンソーで切込み入れた後に、作業者が退避できるので、安全に作業できる。今日は、2回の掛かり木処理で試し、見事に、引き落とすことができた。尚、切込みを入れる方向は、掛かり木の状態と、牽引方向で判断する。今後、この方法も、掛かり木処理として利用していきたい。
【10月7日の作業について】
参加者全員が、ガードレール上や、野鳥の小径の二又の上、野鳥の楽園の上のエリアの間伐を行う予定。
昨日(10/6)育林祭の準備で、茅野市や財産区の方々と”市民の池”の横の昨年度植林地の下草狩りや、東コースの陥没地の確認を行った。当面、東コースは通行止めとし、その上(中央コース寄り)の林道を散策路とする予定。尚、財産区の方から、東コースの陥没地の修復に、現在間伐したカラマツを利用する予定だが、アカマツ大径木も利用可能との意見が出た。今後、林道に伐倒したアカマツ大径木も、陥没地の修復用に利用することが考えられるので、安全に配慮し、林道脇に保管する。又、同じメンバーで、来春の”きのこの菌打ち講習会”用のほだ木用ナラの伐倒対象木を確認した。野鳥の小径の登り口の右側にナラの中径木、大径木が複数本あるが、そのうちの3本の伐倒許可が出た。ほだ木用には、倒した材の枝を利用する。11月初旬に伐倒する予定。
【10月3日の作業報告】
本日は、野鳥の小径の市民の池に通じる部分の間伐を行った。アカマツ大径木があり、チルホールで牽引し伐倒。二又付近のカラマツ大径木の伐倒は、林業ロープで牽引し、掛かり木にならないように伐倒。しかし、1本は、掛かり木となる。林業用ロープで牽引し倒した。 両方のエリアで、伐倒方法で追いづる切りを使った。
【反省等】
追いづる切りは、大径木の場合、追い口を幹の両脇から突っ込み切りするが、なかなかぴったり高さが合わないが、中径木の場合は、ガイドバーが幹の反対側に出て、追い口がはっきりわかり、会合線と平行に切ることができる。参加者からは、伐倒方向が正確で、素早く倒れるので、掛かり木になりにくいので、有効との意見が出た。
【10月3日の作業について】
前回の続きを間伐します。気温が下がってきました。午前中の作業で汗を掻くと昼食時は寒く感じます。下着(上だけ)の交換をお持ちください。※現在の間伐エリアの標高は、1,000m弱です。
【9月30日の作業報告】
野鳥の楽園上の林道脇の間伐材を重機を利用して処理。野鳥の楽園側の斜面に倒したアカマツ中径木を重機を利用して処理。ガードレース付近は、山側に重心のあるカラマツ中径木2本を林業用ロープで牽引し倒したが、2本目が、ナラ大径木の枝又に挟まり掛かり木となる。アカマツ大径木を追いづる切りで倒す。アカマツ大径木は、上部が二股に分かれており、片方の幹が、斜面下のカラマツ小径木を巻き込み、倒れた。午後は、倒すときにナラの枝を折り、林道上にぶら下がった枝の処理を行う。ガードレール下のナラの二又に挟まった掛かり木は、ガードレールの林道上から重機で牽引し倒した。この掛かり木処理に2時間ほど要し、15時30分で作業を終了した。
【反省等】
かり木処理で、掛かり木より高い位置からの牽引の経験は、殆どないが、今年の間伐エリアは、周りを林道に囲まれ、林道から重機利用が容易で、掛かり木を上側に牽引できた。この掛かり木処理は、事前に全員で検討し、当初二股に掛かった部分は、掛かり木の枝がナラの二又に引っ掛かり、引きずり落とすことは困難と考えた。しかし結果的には掛かり木より上に引くことで、掛かり木の枝が二股から浮いて引っ掛からずに、スルスルと引くことができた。従来、枝と幹の二股に挟まれた掛かり木処理は、チルホールで掛かり木の幹を掛かり木より低い位置で牽引し倒すことが多い。しかし、掛かられた木が細い場合は、チルホールで牽引すると両方の木を引っ張ってしまい。なかなか引き落とすことができない。 今回は、幸い、掛かり木より約10メートル上の林道から牽引でき、二又に掛かった部分を容易に外すことができた。このような状況は、まれであり、事前に十分検討し処理することが必要。
【9月30日の間伐作業について】
26日の続きの間伐を行います。野鳥の楽園の上のエリアに入る林道は、行き止まりになっていましたが、事業部役員が、行き止まり部分の下草を刈り、整理しましたので、ユータンできるようになりました。又、この林道脇の間伐材は、本日、重機で処理します。ガードレール付近は、前回に続きガードレールに接触しないよう注意し、伐倒します。参加者が多い場合は、新たに、野鳥の小径の二又部分から上に向かい間伐します。3か所は、それぞれ離れているので、安全に作業できます。
現時点で、林道脇の間伐材は、以下で利用予定です。
①東コースの陥没地修復用:カラマツ。
➁秋の薪づくり講習会(茅野市共催):アカマツ、その他広葉樹。
③しなのがま用:アカマツ(燃材と赤土保管用枠材)
【9月26日の作業報告】
集合した時に小雨が降っていたので、30分ほど、第一駐車場の四阿の柱を利用してロープワークの練習を行う。その後、19日に倒したアカマツ大径木の幹を玉切にして、重機で斜面に落とす。ガードレールの下の残りの間伐処理。ガードレールの外れのアカマツ大径木を牽引せず、斜めに林道上に倒す。さらに重機で斜面に落とす。野鳥の楽園上のエリアで、倒した材が林道脇に多くなっているので、片付けが必要。11時過ぎに雨が降り出したので、午前中で間伐作業を終える。
【参 考】
ガードレール直下のアカマツ大径木を追いづる切りで倒すのを、ガードレールの林道から見ていたが材の太さもあるが、斜面下のカラマツの枝を払いながら、勢い良く倒れた。追いづる切りの場合は、追い口を会合線に平行に調整する時間を取り(余裕を持って)行えるので、伐倒方向を正確に合わせることができる。又、一気に倒れるので、掛かり木になりにくいと感じた。そのため、続いて、ガードレール上のアカマツ大径木もガードレールにぶつからないよう、受け口を切り、追いづる切りで倒した。大径木の場合は、追いづるを残して、突っ込切りで追い口を切るが、ガイドバーが反対側に出ないので、両方からの突っ込み切りが、なかなか合わない。伐倒方向に大きな影響がないようだが、長めのガイドバーが必要と感じた。
【9月26日の間伐作業について】
23日の続きから始めます。19日に伐倒したアカマツ大径木の玉切を行い、重機で林道脇に保管します。
【9月23日の作業報告】
7時過ぎは、天気が良くなったので、吉田山に来た方(事業部役員を含む)で間伐作業を実施しました。前回の掛かり木処理を中心に実施。15時に終了。
【9月23日の作業は中止します】
台風12号が近づいおり、降水確率も高いので、間伐作業を中止します。
【9月19日の作業報告】
午前中は、参加者全員でガードレール上のアカマツ大径木の伐倒を行った。事前に掛かり木や影響を受ける中径木以下を林業用ロープと手動ウインチで牽引し伐倒。アカマツ大径木は、個人所有のチルホール(1.6t)でガードレールと反対側の山側に牽引し、受け口の方向(伐倒方向)をガードレールに接触しないよう林道に沿って切った。一旦、牽引し、その後、追い口を切りはじめ、牽引と追い口切りを交互に行い、倒れ始めの”キシミ”音が出たので、追い口を切る作業者は、直ちに退避し、チルホールで牽引を続け、見事に、林道に沿った側溝の上側に引き倒した。理想的に、側溝上の山側に倒したので、林道を塞いだ、枝葉の処理だけ行った。幹部分は、太い枝が支えとなり、転がり落ちない事を確認し、側溝上に置いた。安全のため、幹の横の林道に、重機を駐機した。次回作業日に、幹の玉切を重機も利用し行う。午後は、継続、野鳥の小径沿いや、野鳥の楽園上エリアの間伐を実施、定時で作業を終了した。
【ヒヤリハットと反省】
側溝の上に倒れたアカマツ中径木の玉切りの時。林道側(山側の反対)で玉切したため、作業者の足の上に玉切した材が落ちた。怪我は、なかった。①斜面に倒れた伐倒材の処理は、必ず斜面の上側から行うこと。又伐倒した材の上に乗って作業しないこと。傾斜が緩い場所でも、この基本は遵守すること。➁斜面に倒した材の玉切や、枝葉処理は、斜面の上(根本側)から行うこと。材の荷重が、切り口(ノコ道)に掛かる割合が少なく、チェーンソーが挟まれることが少ない。又玉切した根本側の材を横にずらし、落とすことができる。③1本の伐倒材の処理は、1名で行うこと。複数人で処理するため、材を切り離す場合は、作業者全員に声を掛け、退避してもらい、切り離すこと。
【9月19日の作業について】16日の続きを間伐します。中径木以上の伐倒で林道を塞ぐ状態で倒した場合は、重機で林道脇に移します。(現在、”野鳥の小径”付近と、”野鳥の楽園”の上のエリアを間伐しています。)
【9月16日の作業報告】
12日の続きを間伐。特にガードレール付近は、山側に重心がある立木が多く、皆さん苦労して倒しています。 3組に分かれて、間伐作業を実施し、その中の1組は、本日、4本の中径木以上の伐倒を行い、そのうち2本は、掛かり木を避けるため、事前に林業用ロープと手動ウインチを利用し、牽引伐倒しました。そのため、本日は、掛かり木は発生しませんでした。”野鳥の小径”の両脇には、重機を利用して伐倒した材を長いまま多数置いています。10月の薪づくり講習会や、財産区による、東コースの陥没部分の修復に利用予定です。 午後の作業開始前に、ガードレール上のアカマツ大径木をチルホールを利用した牽引伐倒(ガードレールを壊さないため)の方法を、参加者で検討し、通常利用しているチルホールより大きい(1.6t曳き)チルホールで牽引し、次回以降伐倒することにしました。”野鳥の楽園”の上のエリアで伐倒したグループでは、ナラの枝の二又に掛かり、苦労してチルホールを利用して引き倒したとのことです。今年の間伐エリアは、比較的、広葉樹が多く、特にナラは、11月に入ってから伐倒し、きのこの”ほだ木”に利用したいと考えいる。
【ヒヤリハットと反省】
中径木の伐倒で、追い口を切っている時、倒れ始の確認で、伐倒木の上を見ながら、追い口を切り進め、”切り残し(旧 つる)”の厚さが会合線と不一致となり、予定外の方向に倒れた。
中径木以上の伐倒は、複数の参加者で行い、特に追い口を切り進む時は、周辺で退避している人が、伐倒対象木の上部を監視し、倒れ始めたら、作業者に合図し、作業者は、追い口の切り進みが予定した”切り残し”の厚さや、会合線と平行してるかに注力する。作業者は、倒れ始めは、追い口の開きで確認できるが、伐倒対象木の上部の傾きより、少し遅れるので、周辺で退避している人の合図に注意する。(本件は、状況により意見の分かれるので別途、検討が必要。)
林業用ロープの結び方は、前回の研修で学んだが、実践利用に未だ身に付いていないので、反福練習が必要です。
【参 考】
NPO法人 森づくりフォーラム で『ハチ刺されの対応』が公開されています。参考にしてください。
https://www.moridukuri.jp/forumnews/200910.html
夏から秋にかけてはハチが活発に活動する季節です。
ハチ刺され後の正しい対応について、
ポイズンリムーバーの使い方。
【9月16日の作業について】
12日の続きを間伐します。ロープワーク研修を踏まえ、林業用ロープ、手動ウインチ、ベルトスリング、シャックルを背負子で簡単に担いで、林内に入ることができるように、”掛かり木対策キット”にまとめました。(既に、会員の方が自前用に作ったのを、参考にしました。)”野鳥の楽園”の上の部分は、中径木が混んでいるとの事なので、有効活用願います。本日、ガードレールの反対側の上の部分のアカマツ大径木の伐倒方向、牽引方法等について検討予定です。
【9月12日の作業報告】
午前中は、ロープワーク研修を行いました。林業用ロープと手動ウインチを利用し、掛かり木になりそうな中径木以下を、事前に牽引し伐倒することが目的です。そのためには、従来のチルホールによる牽引と異なり、ロープの結び方を習得する必要があります。幸い、昨年度入会の会員方で、玉掛の資格をお持ちで、ロープワークに詳しい方が講師となり、実施しました。林業用ロープを直接伐倒木に結ぶ結び方(巻き結び)や、ベルトスリングとシャックルを利用して牽引する方法等を試しました。最も必要とする結び方を習得でき、午前中、9人の参加で、各々、試したりヤシャブシを林業用ロープと手動ウインチを利用し牽引伐倒しました。私も、牽引伐倒で、誤った操作方等で作業しており、ロープワーク以外の牽引伐倒方法を含んで良い研修だったと思います。午後は、前回の続きを間伐し、雨が降り出したので、15時で終了しました。 尚、ロープワーク研修結果を踏まえ、マニュアルを作成し、別途、事業部員へ、お送りします。
【9月12日の作業について】
午前中は、ロープワークの研修を行います。事業部のロープも準備しますが、できるだけ個人のロープをお持ちください。研修場所は、最近、昼食を食べている、林道上の平らな所で行います。軽トラ、4駆に相乗りして上りますので、昼食等を一緒に持って上がってください。
午後は、9日の続きを間伐します。伐倒対象木には、大径木のアカマツ、カラマツがあり、特にガードレール付近は、ガードレールに接触しないようチルホールでの牽引が必要です。林道の上に倒した場合は、通行の邪魔にならないよう、本日中の片づけが必要なので、重機を利用して林道脇に処理します。林道から見える伐倒木は、整理して見苦しくないように注意願います。後述の財産区で利用予定なので、林道脇の伐倒木は、2m以上の長さで玉切をお願いします。
先日、諏訪地域振興局に問い合わせた、間伐材の利用ですが、有効に活用してください、との回答を頂きましたので、財産区で”東コース”陥没地の修復工事に提供します。
【9月9日の作業報告】
5日の続きと、新たに、野鳥の小径と反対側の林道の上の間伐を始める。このエリアまで、事前に踏査し、伐倒対象木には、赤テープを巻いている。①林道脇のカラマツ中径木の伐倒で掛かり木となる。ロープウインチと動滑車を使い、倒した。➁林内で、重心の判断に誤り、追い口切りの際にチェーンソーが挟まり、その上に新たに反対側の受け口を切り、追い口切りで倒す。しかし、山側に倒し、掛かり木となる。ロープウインチ(動滑車利用)で牽引し倒した。③アカマツ中径木が掛かり木となる。ロープウインチ(動滑車利用)で、牽引する。少し立ち上がり倒れたが、牽引方向と真横に倒した。ロープウイチと動滑車の反対側のロープを結ぶ、適当な立木がなかったので、掛かり木が、少し立ち上がったところで、牽引者の方向に倒れてこないように牽引を止めた。徐々に横に倒れる。④ガードレール付近の伐倒は、始めからチルで牽引し倒した。
【ヒヤリハットと反省】
カラマツ中径木で、幹の中ほどが少し山側に曲がっていたが、枝葉は、南側に大きく張り出していたので、重心は南側(斜面側)と判断し、受け口を切り、追い口を切り始めた。ガイドバーの幅が完全に入り、さらに切り進むとガイドバーが挟まれた。山側に曲がった幹の重量が大きかったと思われる。 チェーンソーを挟んだまま、始めの追い口の上(20cm程)に山側に受け口、斜面側から追い口を切り、倒したが、方向が合わず、掛かり木となる。ロープウインチで牽引し倒した。
針葉樹の中径木以上で、幹の中間が少し曲がって伸びている立木があり、先端の枝葉は、幹の曲がりと反対側に大きく張り出している。木としては、幹の中間の曲がりの重量と先端の枝葉の重量とでバランスを取っていると思われる。しかし、枝葉の張り出しにだまされて、幹の中間の曲がりの部分の重量が少し重いと、追い口を切っている時に、追い口側に倒れチェーンソーが挟まれる。
対策として、重心位置が不明確な場合は、事前に、軽く牽引するか、追い口を切り始めた時に、小さいクサビを打ち込み、ノコ道を確保する。今回は、始めの追い口の切り進み具合が、切り残し(旧:ツル)幅に近く、既に、立木がきしみ始めたので、直ぐに、新しい受け口を切り、倒した。この処理には、意見が分かれると思う。
【連絡】
事業部員各位に、メール連絡していますが、12日(土)午前中は、ロープワークの研修を予定しています。
【9月9日の作業について】
5日の続きから間伐します。ガードレール付近のアカマツの掛かり木は、チルホールで牽引し倒します。小鳥の小径へ向かう林道の二股近くのカラマツ大径木は、山側に重心があるので、山側に倒します。林道の上に倒れるので、その処理は、重機(グラップル)で林道脇に片付けます。林道の山側に、側溝がありますので、伐倒済の材の片づけは、林道の内側でなく、側溝の外側に置いてください。 財産区から、東コース(市民の池から横河口への散策路)の陥没部分が、今年の長雨で大きくなっており、10月下旬に修復工事を行うので、カラマツ間伐材(2mから4m長で20から30本)の提供を求められています。林道周辺で伐倒した材は、2m以下に玉切せず、林道の通行に影響なければそのまま置いておいてください。順次、重機で林道脇に片付けます。尚、今年の間伐エリアも、長野県の県単独森林整備の補助金の申請を行っていますので、12月に県と市による検査を受けます。要件は、3割間伐で、伐倒した材の8割以上が伐倒した位置で、地面に付いた形で確認が必要です。しかし、財産区の要望に対応した場合に8割以上の材の確認が困難になる可能性があるので、現在、諏訪地域振興局に問い合わせ中です。
【9月5日の作業報告】
ガードレールのある林道まで軽トラで登り、作業を開始。伐倒対象木の多くが、重心が山側にあり、山側に倒すとガードレールを壊す可能性があり、牽引しながら伐倒するが、やはり掛かり木となる。掛かり木:径20㎝程のカラマツが、斜面前のカラマツに掛かり、林業用ロープ(動滑車利用)で牽引。牽引方向を3回変更し、掛かり木の先端を引き上げる方法で、外す。外して倒した先で、再度、掛かり木となるが、斜面に対し、20度ほどなので、玉切して落とす。 アカマツ大径木(直径50cm)斜面前のナラの枝に掛かり掛かり木となりる。林業用ロープ(動滑車利用)で牽引するが全然動かない。チルホール(750Kg)に交換し、牽引。ナラの枝に掛かっていたアカマツの枝がスルスルと抜け、倒れる。さすがチルホール。 アカマツ中径木(30cm弱)の重心が山側で、そのまま倒すと、ガードレールを壊すので、斜面横方向にエンジンウインチで牽引する。伐倒対象木の上部(約10m)の玉掛が、隣のクリの枝を挟んで引っ張るため、牽引を中断する。しかし、既に、受け口、追い口(クサビを3本刺す)を切っているので、牽引を緩めると、倒れ始め、山側の二又に分かれたクリの枝に挟まり掛かり木となる。掛かっている状態が二股の枝に挟まり、安定しているので、黄色テープを巻き、本日の作業を終了する。既に、このアカマツを倒し始めた時点で、雷が鳴りだしたので、作業を早めに切り上げた。
【反省等】
林業用ロープを利用して、事前に掛かり木を避けたり、軽量ロープ利用で、作業軽減を図ろうとしているが、なかなか良い使い方が見えない。ただし、林業用ロープ(動滑車利用)は、牽引方向を良く検討し、牽引すること。胸上直径が20cm以上の立木の牽引には力不足。手動ウインチの反対側のロープの固定(結び方)方法を習得し、使い勝手を良くする。などの課題が見えてきた。 会員から玉掛ロープを伐倒木のできるだけ上部に掛けるための伸縮アルミポールの提供を受ける。今回、2か所の玉掛で利用、大変使い易い。ありがとうございます。
【参 考】
”玉掛け”は、一般に、クレーン、ウインチを利用しフックに建材等を掛けたり外したりする作業全般のことです。事業部の作業では、立木を牽引する時の幹の上部に玉掛けワイヤー(ロープ)を掛けたり、伐倒した材の引き出し時に材に玉掛けワイヤー(ロープ)を掛ける事を、短縮して、”玉掛”と呼んだり、玉掛けワイヤー(ロープ)その物を玉掛と呼んでいます。
【9月5日の作業について】
前回と同様に、ガードレールのある林道から入ります。林道をしなの窯横から登って二股に分かれるエリアに向かって間伐を進めます。山側に重心がある立木が多く、そのまま倒すと、ガードレールを壊すことが考えられるので、林業用ロープと動滑車を利用して牽引しながら伐倒したいと思います。又 台風の影響で、風が強くなり、立木が大きく揺れる場合は、間伐エリアを変えたいと思います。天気予報では、気温も高く、午後から小雨なので、参加者と相談して作業を進めたいと思います。
【9月2日の作業報告】
ガードレールのある林道まで軽トラで登り、作業を開始。前回伐倒した材の玉切ができていない材があり、玉切を行う。山側に重心があるカラマツ中径木を伐倒する。山側に倒すと、掛かり木になるので、クサビを3枚使い起そうとしたが起きな。林業用ロープと手動ウインチ(木起こしウインチ)を利用して牽引。伐倒対象木への玉掛は、側にある、長めの枝を2本利用し両側から二人で枝先に玉掛を引っ掛け、根元から3mほどの高さに巻く。牽引して起こしながら倒す。やはり、この方法が、早く玉掛を掛けることができるので、伸縮可能で持ち運びに楽なアルミパイプのようなものを探すことにする。お昼前に小径木のカラマツが掛かり、昼食後に処理することにして午前の作業を終える。 しかし、昼食を食べている時、このカラマツ小径木が風で、引っ掛かりが外れ落ちる。ラッキーと思ったが、午後の作業前に、風が強くなり、立木の先端が大きく揺れている。この風では、重心が大きく変わり、受け口を伐っている時に、追い口側に重心が移り、追い口を切っている時チェーンソーが挿まれたり、最悪は、追い口側に倒れる可能性があるので、参加者と相談し、午後は、風の強い斜面での伐倒を中止し、午前中に倒した材の玉切を行う。その後、山影の平らな部分で、風の影響を受けない場所の、危険木の処理を行う。続いて、12月の検査の際に必要な、プロット(10m四方の中の材の伐採状況を提示する)の設定を行う。今日も、午後は2時半で作業を切り上げた。
【反省等】
伐倒した材は、玉切が必須です。作業経緯で、玉切ができなかった場合は、作業終了時にその旨を事業部役員に連絡するか、次回に玉切すること。広葉樹は、少しの傾斜木でも追い口を切っている時に裂けることがあるので、受け口の少し上にロープを巻くか、追い口は、素早く切り進むこと。
【9月2日の作業について】
前回の続きを間伐します。ガードレールのある林道から入ります。今月は、以下の作業の徹底をお願いします。 ①伐倒する立木の下草は、足場確保のため、良く刈ること。又退避場所を決め、退避場所への移動の下草、枯れ木等を片付けること。この際、下草や低木の切り口が鋭利にならないこと。➁伐倒する立木の伐倒方向の決定は、立木の重心確認が重要です。立木の周りを、上を見ながら一周し、幹、枝の方向を確認すること。この2点は、間伐作業終了時に参加者から指摘を受けた項目です。
【29日の作業内容】
29日は、ガードレールのある林道まで軽トラと4駆で登り、作業を開始。初めに、全員集まり、林業用ロープを動滑車を利用して牽引伐倒する。玉掛を掛ける新兵器を試したが、なかなか上手く希望する幹部分に玉掛できない。その後、3組に分かれ、間伐を開始。前回、暑さで、作業を切り上げたため、玉切ができていない材の玉切を行う。午前の終わりごろ、二又のアカマツ中径木が、ナラとアカマツ中径木で同様に二又で分かれた立木に架かる。重量が有るので、チルホールで牽引するための準備を始める。又、山側に重心があるカラマツ中径木を山側に倒したが、掛かり木となる。午後の作業で処理することにして、昼食をとる。午後は、まず、先端がガードレール直下のカラマツ中径木の掛かり木を林業用ロープを利用して処理する。その後、2又のアカマツをチルホールで牽引処理する。ハシゴの先に玉掛を引っ掛け、できるだけ幹の上部に玉掛が来るように押し上げ、チルホールで牽引し倒した。2又アカマツの掛かり木を倒すのに、2時間ほどかかった。現在の間伐エリアは南西斜面なので午後は暑すぎる。2時半で作業を打ち切る。
【反省等】
伐倒準備の、伐倒対象木の周辺や、退避通路の確保が不十分との指摘があった。次回の間伐作業の重点課題とする。林業用ロープ利用時の玉掛の新兵器は、不発に終わる。さらなる改良が必要。むしろ、長い枯れ枝の先端に玉掛を引っ掛け、幹の上部に掛ける方法が良いと思われる。伸縮可能な、軽いポールのようなものを探してみる。
【雑学】
昼食の時、参加者2名から虫対策として、”ハッカ油”を薄めた水を体に噴霧する方法の説明を受ける。”ハッカ油”の薄め方に個性が出ている。
【連絡】
林業用ロープの利用を始め、掛かり木側へのロープの巻き方,動滑車の設置方法で、ロープワークが必要です。3から4種類の結び方に絞り、ロープワーク研修を間伐作業日に行いたいと思います。別途連絡します。
今日(29日)は、26日の続きを間伐します。 前回の作業終了時に、上の林道のガードレールが見えていました。軽トラに分乗して、ガードレールまで移動し、上から入り作業したいと思います。模範伐倒で倒したアカマツの先端部分の枝葉処理も一緒に行います。林業用ロープを利用する際の、玉掛方法で、会員の方が新兵器を作りましたので、試したいと思います。尚、28日に森林観察学習部会の方々が植生調査しました。青いテープの巻いてある木や低木は伐倒しないよう注意願います。
22日に続き、元製材場の上を間伐。 前回の間伐で掛かり木になった、カラマツとサクラを始めに処理。カラマツは、根本の”切り残し”部分の両脇を切り、カラマツを回転し易くし、フェリングレバーで廻し、カラマツ上部で引っ掛かっていた枝を外し、倒した。 サクラは、林業用ロープを22日の時に玉掛した幹より、さらに上の部分に引っ掛け、ロープ用手動ウインチで引っ張り、倒した。又、ナラ小径木の横のカラマツ小径木伐倒の際に、クサビだけでは、掛かり木を回避できないと判断し、林業用ロープで牽引した。玉掛は、ハシゴを利用して玉掛けし、手動ウインチで牽引し、掛かり木を回避した。尚、ナラの大径木が、少し傾斜していたので、”追いづる切り”で伐倒した。やはり、突っ込み切りの部分は、両脇からの突っ込みとなかなか一致しない。今日も、気温が高く、3時で終了した。
山側に重心がある、カラマツ中径木を横に倒したとき、横の中径木のミズキに当たり、ミズキが裂けた。裂けたミズキは、危険木として、処理した。尚、予定外のミズキを倒したことにより、近くの伐倒予定のカラマツ中径木の伐採は、空が開きすぎたため中止した。
林業用ロープ利用の課題が明確になった。牽引するための玉掛をできるだけ、幹の上部に掛ける必要がある。その時の、玉掛の掛け方(ロープを投げ、対象の幹の枝に掛ける。林業用ハシゴを利用する)の工夫が必要。ハシゴを持って行くのは、重くて大変なので、他の方法も考える。参加者から、釣りのリール付き竿、パチンコで細いひもを飛ばす。などの、案があり、今後、試したい。尚、使用している林業用ロープの耐荷重は、500㎏だが、会員所有の1t用もあり、少し大きい。今後、動滑車も利用し牽引力の倍増を図りながら、使い勝手を良くしていきたい。 尚、林業用ロープを利用するので、ロープワークの知識も必要なので、時期を見てロープワークの講習も行いたい。
①前回、ハチまたはアブに刺された参加者が居ました。早速、参加者の方で、鬼ヤンマの尾っぽの部分を割バシを削って作り、黒い色を塗り、黄色のビニールテープを細く切り、なん箇所か巻き、疑似鬼ヤンマをを作りました。これを腰またはヘルメットに付ければ、特にアブには刺されないとの事。(鬼ヤンマは、アブの天敵)
➁伐倒した材の枝葉の片づけの時に出た話。 シカは、枝葉を積んだ場所は、”おなか”をするので、避けて通る。伐倒後の枝葉処理はなるべくまとめることが望ましいが、なかなか厳しいです。
(コロナ禍での注意: https://8moribunka.org/kaiin/20200630_oshirase_k/)
実施前14日以内に新型コロナウイルス感染リスクの高い地域や新たな感染者がでた地域との往来があった方は、参加を自粛してください。
(更新日 : 2021年03月21日)