森の恵みの活用
森林を作るためには、そこから生まれる恵みを有効に活用することも重要です。
私たちは、森林整備作業でうまれる間伐材を活用するための、さまざまな講習会を開催しています。
チェーンソー操作講習会
間伐材を活用するためには、チェーンソーの使用は不可欠です。チェーンソーの基本操作、応用操作、保守方法を講習します。講習内容詳細はこちらをご覧ください。
薪づくり講習会
市民の森の森林整備で間伐した材を、集材し、玉切り、薪わり機で薪にします。一連の作業を体験して頂き、作った薪は、参加者に有効活用して頂きます。講習の様子は2022年実施報告をご覧ください。
製材講習会&研修会
当会所有の簡易製材機で、間伐材を製材し間伐材の用途を広げます。参加者がお持ちの材も製材し、製材した材は、薪棚用の角材、板材やウッドデッキ補修用の材として利用できます。また、子供たちの木工体験用の材としても利用します。
炭焼き体験講習会
古くから日本の里山では、「炭焼き」が盛んに行われ、炭を「資源」として有効に活用してきました。市民の森内の各所に炭焼きをした形跡が残っています。市民の森には、そのような資源の活用法である炭焼き体験ができる炭竃「しなのがま」が設置されています。この窯を利用して毎年炭焼き体験講習を行います。ナラ原木約900kgを一週間かけて、80kgの炭と、約40ℓの木酢液が出来上がります。
出来た炭は、バーベキューの燃料として、部屋の消臭剤として使って頂けます。木酢液は、夏場の虫よけやコンポストに入れて虫の発生を抑えることができます
チェーンソークラフト講習会
チェーンソーを使って、イス、プランター、ふくろうなどのオブジェを作る講習会です。クラフト加工に適したカービング用のガイドバーを備えたチェーンソーを利用できます。
きのこの菌打ち講習会
3月中旬に茅野市の運動公園で、きのこの菌打ち講習会を行います。毎年、応募者が多く、抽選となる人気の講習会です。
ホダ木は、前年の11月中旬に葉を落とし冬に備えて栄養を蓄えた時期に伐採したナラ材です。
電動ドリルの使用法、穴の開ける間隔、駒の打ち方、1年後の収穫時期までの保存法などを説明して、参加家族で楽しみながら作業をします。
ウッドチップの利用
森林整備によってでた枝や倒木の枝も大切な恵みです。それらをチップにし、さまざまな体験会で散策路整備に活かしています。 散策路の周りの景観が気持ちが良いものにものになり、歩く人にやさしい散策路ができると、 流した汗が達成感となります。