森林整備事業部の皆さんへ
令和6年度以降の間伐範囲の調査(踏査)について
森林整備事業部が茅野市「市民の森」吉田山で行っている間伐作業は、茅野市や地権者の財産区と各種“協定”を結び実施しています。協定の中で、茅野市と財産区で締結する”森林づくり協定”が、来年度で終了します。その後、間伐作業は、新たに“森林づくり協定”の締結が必要です。
8月、茅野市、財産区と当会の打ち合わせで、今年中に令和6年度以降の間伐予定範囲の提出が必要になりました。提出する間伐範囲や伐採方法等を基に、財産区内で協定再締結を検討することになりました。
そのため、間伐予定範囲の実地調査(踏査)を行うことになり、9月23日に会員に集まっていただき、調査(踏査)範囲の事前打ち合わせを行いました。
<吉田山の経緯>
長野県茅野市「市民の森」吉田山は、昭和40年台のゴルフ場開発の途中中止(放棄)で山が荒廃していました。
平成14年に、“八ヶ岳森林文化の会”(NPO設立前の当会)は、八ヶ岳山麓を中心に、吉田山を活動拠点にしながら自然観察及び森林保全活動を始めました。
平成17年に、茅野市に「市民の森」に関する提言を行い、「市民の森を創る会」の発足に携わり、平成18年に荒廃した森林を整備するため、作業班を作り、主に間伐作業を始めました。
その後、国や長野県、茅野市の森林整備に関する補助金受給のため、茅野市、財産区(吉田山の地権者は、地元財産区)と当会で、森林整備(施業方法や間伐範囲)に関する協定を締結し間伐作業を行って来ました。
令和2年ごろから、間伐範囲が吉田山(約200ha)の中の2次間伐範囲に入っており、令和3年度末では、102haの間伐が終了し、吉田山内の市道、散策路、広場、湿地、池、駐車場等を除くと、有効な間伐範囲が少なくなってきています。
また、令和5年度で茅野市と財産区が結んだ“森林づくり協定”が終了し、その後の間伐範囲を明確にする必要があります。
(更新日 : 2022年10月02日)