今、市民の森では!6月

2025.6.17

白い絨毯 エゴノキ
エゴノキ科 エゴノキ属 落葉高木
ジャパニーズスノーベルとも呼ばれる。


エゴノキは合弁花。花が散るときは、花びらが1枚ずつバラバラにならず、雄蕊も一緒にそっくり落ちます。花が散り始めると樹下は白い絨毯のようになります。
エゴノキの果皮にはサポニンがあって、昔は洗濯に使われたり、川で魚を取る「魚毒」に利用されたりしていたそうです。
また、果実にサポニンを含むため、食する生き物が限定されています。野鳥では、ヤマガラだけ、昆虫では、エゴヒゲナガゾウムシ、エゴツルクビオトシブミ、エゴノネコアシアブラムシなどです。
市民の森のあちこちでエゴノキが生息しているのは、ヤマガラがタネを運んだ成果なのでしょう。

(更新日 : 2025年06月30日)